上図は、後手角換わり△3三金型からの進展で△1五角成とした局面。ソフトの評価値-153で互角。
対局中は先手がだいぶ悪くなったと思っていましたが、まだこの局面は苦しいながらも互角でした。
このような局面から踏ん張って指さないといけないのですが、指しづらくなると形勢が悪化するのがよくないです。
実戦は△1五角成以下▲2三歩成△同歩▲5五歩△8八歩▲同金△2四歩▲5四歩△5五歩で、ソフトの評価値-521で後手有利。

この手順の▲2三歩成は△同歩とさせることで2二の地点に空間をあけたつもりでした。
この手はソフトの推奨手でもあったので悪くなかったのですが、△同歩に▲5五歩が少しぬるかったようです。
▲5五歩のような手は以前は指せなかったのですが、焦りは禁物ということで力をためたつもりでした。
▲5五歩はソフトの候補手に上がっていましたが評価値を下げた手です。
後手は△8八歩を利かせて△2四歩と催促する形で、後手に桂馬が入れば△7六桂のような筋があります。
先手は▲5四歩として数手前の▲5五歩を活かしたつもりですが、△5五歩と先手の角道を止めて後手有利になったようです。
後手としては受けに回って着々と有利を拡大している感じで、先手の自分の棋力からすればこんな感じになるのですが、何か手をひねらないとじり貧になってしまいます。
ソフトの推奨手は△1五角成以下▲2三歩成△同歩▲1六歩△2四馬▲5七角△5三金上で、ソフトの評価値-210で互角。

この手順は▲1六歩と馬取りに歩を突くのが盲点でした。
△2四馬と王手をされる形ですが、▲5七角と角を引いて使う手がありました。
先手の角と後手の馬を交換するのは先手にとってはいい話なのでこの手が有力でした。
対局中は角を前に使うことばかり考えていたので、引いて使うのが見えていませんでした。
▲5七角に△5三金上は力強い受けで、後手としては4四の地点が薄いのでそこを補強しています。
このような地味な指し方が形勢を維持しているようで、将棋は派手な手ばかりではうまくいきません。
△5三金上以下▲4四歩△同金直▲5五歩△8八歩▲同金で、ソフトの評価値-224で互角。
この手順の▲5五歩や▲8八同金も先手に厳しい手がないので辛抱する感じで、指し手は冴えないようでも自分からは崩れないように指し手を進めています。
後手も直ぐに決めようとしても簡単ではないので地味な手の交換になるようです。
このあたりの指し手の精度を少しでも上げたいです。
苦しい局面で手をつくすのが参考になった1局でした。

















