上図は、後手雁木模様に先手▲3七銀型からの進展で△6二玉とした局面。ソフトの評価値+3210で先手勝勢。
対局中はうまく攻めれば攻めの手を繋げることができそうという認識はあったのですが、この局面で何も考えずに次の手を指しました。
実戦は△6二玉以下▲7四桂△7三玉▲3二角成△同飛▲4三龍で、ソフトの評価値+1703で先手優勢。

この手順は▲7四桂と王手をする手で、ここに桂馬を打てばなんとかなるだろういう安易な気持ちで指したのですがいまひとつだったようです。
桂馬で王手をするのは気持ちがいいのですが、△7三玉と上がった形は先手玉の攻めから少し遠ざかりました。
▲8二銀と打つ筋は残っているのですが、7四に桂馬があると駒が少し重複している感じで攻めにくい形です。
後手玉が6二の玉の形のままで先手が攻めた方が、龍や4二の銀に近いので攻めの効率がよかったようです。
慌てて桂馬を打つのでなく、少し考えてから指し手を決めた方がよかったです。
▲7四桂では▲3二角成がありました。
▲3二角成△同飛▲4三龍で、ソフトの評価値+2381で先手勝勢。

この手順は桂馬を打たずに▲3二角成△同飛▲4三龍と攻める手です。
実戦と似たような形ですが、7四に桂馬があるかないかの違いです。
自分がこの将棋でよくないのは、相手の陣地ばかりを見ていて自陣をほとんど見ていないということです。
特に相手の飛車の縦の利きを全く考えておらず、実戦は数手後に△3六飛とされて少し慌てた感じです。
△3六飛は次に△6六飛のような狙いでこの筋も見えておらず、結果的に自玉が詰み筋になることはなかったのですがそこそこ危ない形になりました。
気持ちに余裕がないのか盤面全体が見えていませんでした。
変化手順の▲4三龍に後手が手があるかどうかです。
なお▲4三龍の局面は後手玉に詰めろはかかっていません。
▲4三龍以下△7七角▲5八玉△5九金▲同金△同角成▲同玉△3九飛成▲5八玉で、ソフトの評価値+7760で先手勝勢。
この手順は後手は△5九金から飛車を成りこむ手で、先手玉に迫る形です。
△3九飛成に▲5八玉で先手玉に詰みはありません。
▲5八玉以下△7九龍▲7三銀△同玉▲7四金△6二玉▲5三銀成△7一玉▲6二角△同金▲同成銀△同玉▲6三龍△7一玉▲7二金まで詰みです。
この手順は△7九龍に▲7三銀から詰ます手ですが、▲7四桂と打っても詰みです。
▲7三銀から詰ますのは7四の地点に金駒を打って詰ます攻め方で、7五の歩の拠点をいかしています。
▲7四桂と打って詰ますより、7四の地点に金駒で抑えて攻めた方が考えやすいです。
▲7三銀と1枚金駒を捨てることになるので難易度は上がりますが、それ以降は並べ詰みです。
相手の攻めを見切って、駒がたくさん入れば寄せるという指し方です
桂馬で形を決めずに攻めるのが参考になった1局でした。

















