上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△6二金と寄った局面。ソフトの評価値+1373で先手優勢。
7二の金が△6二金と寄った形です。
後手は▲5二とを受けるために△6二金としたのですが、この辛抱はなかなかできないと思っていました。
対局中は先手が指しやすいと思っていましたが、かなり大差になっているのは気がついていませんでした。
駒の損得はなくても先手は龍とと金ができているのが大きいようです。
このような将棋を確実にものにしたいのですが、これが簡単にできません。
実際に相手玉を詰ますまではかなり手数がかかり、優勢を維持するのは大変です。
実戦は△6二金以下▲1一龍△2三飛▲5二と△同金▲1二龍△2二歩▲2三龍△同歩▲1二飛△6二金▲1三飛成で、ソフトの評価値+667で先手有利。

この手順は先手は香車と桂馬を補充する展開で、できれば駒得という成果が欲しかったです。
飛車交換になって相手の持ち駒に飛車が入るのはやや面白くないところはありますが、先に香車と桂馬を補充したのは大きいと思いました。
ただしこの指し方はあまりよくなかったようで、後手は△5六歩と伸びているので将来△5七歩成とする形になれば先手は金駒が1枚取られる可能性があります。
また▲1三飛成に△2七飛とすれば、2九の桂馬と1九の香車も相手の飛車で取らそうな形です。
桂馬と香車を取られると先手の駒得が消えます。
後手に楽しみができる形になったので、先手は自らこの手順を選択したのはもったいないようです。
▲1一龍では▲6八角がありました。
▲6八角△5七歩成▲同角△7二金▲5二と△5四飛▲6一と△5一歩▲1一龍で、ソフトの評価値+1795で先手優勢。

この手順の▲6八角ですが、角を引いて5七の地点を補強するのは全く考えていませんでした。
7七の角は△5五銀とぶつけたときの受けの駒という認識があったので、角を動かすとう発想がありませんでした。
後手の△5七歩成は飛車先を軽くする手で、先手は▲同銀と▲同角と少し迷います。
自分は▲同銀かと思っていましたが、ソフトは▲同角でした。
▲同銀だと先手の角が重たいので、▲同角として軽くする形のようです。
角が質駒になりますが、後手は角を有効に使えるところがありません。
さすがに△5七同飛成は▲同銀で手が続かないので△7二金左としましたが、▲5二とがと金の活用です。
△5四飛の辛抱に▲6一とが少し指しづらいかと思いましたが、いつでも▲6二とや▲7二龍と金を取る手があります。
また▲1一龍~▲7一とのような活用もあります。
△5一歩は先受けの手ですが、▲1一龍と香車を補充します。
この局面がかなり差がついたようで、これが実戦だと正確に形勢判断ができていないです。
少し指しやすいと思っても優勢までは全く浮かばないです。
▲1一龍以下△6五銀▲5五歩△6六銀▲同角△5五飛▲同角△同角▲5九飛△8八角成▲同玉△7五歩▲7一銀△7三銀▲2二龍△7六歩▲5一飛成で、ソフトの評価値+2328で先手勝勢。
この手順は▲5九飛という指し方が難しく、△8八角成とされても▲同玉で後手は手が続かないようです。
△7五歩に▲7一銀と相手の金駒を狙う指し方で、相手が△7三銀と受ければ先手陣はさらに安全になります
これらの指し方も簡単ではありませんが、少しでも取り入れたいです。
角を引いて受けに使うのが参考になった1局でした。

















